長崎県弁護士会は、ドキュメンタリー映画「『生きる』大川小学校津波裁判を闘った人たち」の上映会を行います。
2011年3月11日に起こった東日本大震災で、宮城県石巻市の大川小学校は津波にのまれ、全校児童の7割に相当する74人の児童と10人の教職員が亡くなりました。
地震発生から津波が学校に到達するまで約51分、ラジオや行政防災無線で情報は学校側にも伝わりスクールバスも待機していましたが、大川小学校は唯一、多数の犠牲者を出しました。
この惨事が引き起こされた理由などの説明を求めた親たちに対し、行政の対応は不誠実で、説明に嘘や隠ぺいがあると感じた親たちは、石巻市と宮城県を提訴しました。
裁判は5年に渡り、「金がほしいのか」など原告となった親たちが誹謗中傷を浴びせられる中、親たちの代理人を務めた2人の弁護士は「画期的」と言われた判決を導きました。
この映画は、大川小学校児童の親たちの10年に及ぶ闘いを記録したものです。
映画上映のあとは、親たちの代理人弁護士となった齋藤雅弘弁護士(本作出演・東京弁護士会所属)の講演を行います。
この上映会と講演会を通して、教育現場における安全確保義務、インターネット社会の進展に伴う誹謗中傷の激化、よりよい社会をかたち作っていくために司法が果たすべき役割などについて、みなさんと一緒に考えます。
参加は無料、事前申込不要(先着350名)です。お気軽にご参加いただきますようご案内します。
タイトル | : | ドキュメンタリー映画「生きる」上映会 |
---|---|---|
日 時 | : | 2023年9月18日(月・祝)13時30分~16時30分 |
場 所 | : | 長崎原爆資料館ホール(長崎市平野町7番8号) |
内 容 | : |
13:00 開場 13:30 映画『「生きる」大川小学校津波裁判を闘った人たち』 15:50 講演 齋藤雅弘 弁護士(本作出演・東京弁護士会所属) 16:30 終了 |
費 用 | : | 参加は無料・事前申込不要(定員350名) |
主 催 | : | 長崎県弁護士会 |
共 催 | : | 日本弁護士連合会・九州弁護士会連合会 |
お問合せ | : | 長崎県弁護士会(電話 095-824-3903) |